今回は構築の組み方を書き綴っていきます。
普段はフィーリングで組んでるのでどういう基準で組んでいるか説明できなかったため、一回脳内を整理して言語化してみました。
だいたいこんな感じ。
①テーマを決める
②勝ち筋を通す方法を考える
③相手の攻撃を凌ぐ方法を考える
④特定の構築に抗えるよう調整する
それぞれ1つずつ説明します。
①テーマを決める
まずはやりたいことを決めましょう。
好きなメダロットを生かす構築を作りたいでもいいですし、使いたいパーツやリーダー効果があればそれらを生かす構築でもいいでしょう。
仮想敵を決めてそれに勝てる構築を組むというのもあります。
テーマ決めのポイントはなるべく簡潔で具体的なテーマにすることです。
例えば「耐久が高くて攻撃力も高くて速くて避ける構築」をテーマにすると計13個のパーツでは到底達成不可能ですし、とても抽象的なので組みようがありません。
テーマの例
- パームス純正を入れた構築
- ねらいうちパワーライフル構築
- ティレルビートルのメダチェンジ構築
- パワーリンクでゴーストを回す構築
など
②勝ち筋を通す方法を考える
テーマを決めたら次は勝つために何が必要かを考えます。
メダロット9において勝利とは二通りあり、一つは相手リーダーの頭部を破壊すること、もう一つは相手よりも損傷を抑え判定に持ち込むことです。
よほどの耐久構築でなければ相手の頭部を破壊することを目的に構築を組みましょう。
上のテーマ例で言えば、例えばパームスは症状攻撃が得意な機体なので相手の妨害をメインにし、僚機で火力を確保する方法があります。
ねらいうちパワーライフル構築は確実にねらいうちを決めるためにガードやコンシールで防がれない工夫が必要です。
ガードはステルスやピンホールS、コンシールは僚機の攻撃やレーダーサイトで無効化することができます。
また、速度が遅いのでパワーリンクの補助も有用です。
ティレルビートルなどのメダチェンジ機体は強力ですが、変形と変形維持が課題です。
まずはリーダー効果のリーダーチャージやCG-20を採用するかどうかから考えるのがおすすめです。
採用しない場合はガードなどでチャージを溜める時間を稼ぎましょう。
●攻撃を当てる
勝ち筋を通すうえで一番大事なことは攻撃を当てることです。
メダロット9は8と比べてみると顕著ですが、回避率が高めのゲームです。
そのため、攻撃をどうやって当てるかは常に考えておきましょう。
・レーダーサイト
成功と成功力を高めてくれる補助行動で、使うだけで大体14%くらい命中率が上がります。
普通に攻撃を当てる構築なら装備必須と言っても過言ではないパーツです。
ラトレイユなどコンシールの効果も付与してくれるサイバーコアはかなりおすすめですが、回数が少ないため長期戦では使うタイミングを考える必要があります。
・CFミサイル
ミサイルが必中なので、続くトリガー攻撃も必ずヒットする優れた行動です。
全体攻撃なのでリーダー判定にも使えるのが便利です。
・ねらいうち
射撃パーツのサブスキルねらいうちは狙った部位によって命中率が変わります。
スキルレベル次第ですが、腕や脚部を狙えば100%で当てられます。
ただしコンシールで無効化されるので上手く剥がす必要があります。
・回避不能症状(ホールド・デスロック・かいひシール・トルネードなど)
回避不能症状を付与すれば攻撃は必ず当たります。
ホールドやデスロックはまず当てることが必要ですが、CFミサイルと組み合わせると強力です。
かいひシールやトルネードはねらいうちで当てましょう。トルネードは停止症状なので1回攻撃を当てると解除されます。
・メダフォース
CGを100消費するため時間が必要&連発できないですが、ガードやコンシールを無効化して必中で攻撃できます。メダフォースメイン構築はもちろん、攻撃が通らない時にメダフォースでの攻めに切り替えられるよう構築を組むと対応できる相手が増えます。
●守りを崩す
強い攻撃パーツを持っていてもそれだけでは相手のリーダーを倒すことはできません。
攻めるためのパーツが決まったら次は守りを崩すためのパーツを採用しましょう。
・ガード対策
味方への攻撃に割り込んで代わりに受けるガードは、ステルスやデストロイ、防御不能症状で対策できます。
また、ねらいうちならピンホールSで50%の確率でガードを無効化します。
もしくはこれらのパーツを持っていなくても、ガードは一定時間か一定行動回数で解除されるので、再び使用される前に攻撃を叩き込むのも手です。
メダフォースはガードを無効化するのでおすすめです。
・ガードプラント対策
ガードプラントにはデストロイや防御不能症状は効きませんが、ステルスやピンホールSは効果を発揮します。
また、装甲が低いため簡単に破壊でき、3機で攻めれば攻撃は意外と通ります。
脚部特性のフランキングはガードプラントを無効化できるので対策としては一番適しています。
メダフォースはガードプラントを以下略
・コンシール対策
コンシールが残っていると回避率が倍になる上、ねらいうちとがむしゃらを無効化するので中々厄介です。
解除方法はレーダーサイトを使うか、1回攻撃をすることです。
ねらいうちやがむしゃらをメインにするときはタイミングよくコンシールを剥がして上手く本命の攻撃を当てましょう。
また、いくら回避率が上がっても必中攻撃は避けられないのでミサイルやメダフォースには意味がありません。
・ぼうがいクリア対策
症状をメインで戦っているとぼうがいクリアが天敵になります。
ラピュセルの右腕サンカタリナが対策としておすすめで、ぼうがいクリアを使用してきたらがむしゃらエフェクトクリアで大ダメージを与えられます。
エフェクトクリアを恐れてぼうがいクリアを使ってこなかったら普通に症状で攻めていきましょう。
または症状を付与するのは諦めて普通に攻撃するのもありです。
・ディスターバンス
相手の補助行動を無効化するトラップであるディスターバンスでそもそも守りを固めさせない方法があります。
勇み足ディスターという戦法があるように、相手に何もさせずねらいうちなどを通していきましょう。
③相手の攻撃を凌ぐ方法を考える
勝ち筋を用意したら次は相手の攻撃を凌ぐ方法を考えます。
簡単に言うと負け筋を減らしていきます。
・こちらの機動が高め
コンシールで回避率を上げることで大体の攻撃を避けられます。
ガードプラントと組み合わせることで攻撃を2回受け流せます。
・こちらの機動が低め
ガード(特にガード60や100)でチーム全体を守ります。
ステルス対策にレーダーサイト、防御不能症状対策にぼうがいクリアと組み合わせるのがお勧めです。
ガード中はデストロイで破壊されますが、溜まったCGで反撃しましょう。
機動が低めの場合でもガードプラントは有効ですが、フランキングを持った症状格闘に弱いのでやはりガードパーツも欲しくなります。
・ねらいうち対策
ステルスと組み合わされることが多いので、レーダーサイト+ガード(プラント)で防ぐかコンシールで無効化するか、もしくは両方で対策します。
ガードを50%で無効化するピンホールSはガード一つ一つに判定があるため、例えばガードとガードプラントを突破する確率は25%まで下がります。
サイバーコアは回数が心許ないので、他の対策も一緒に持っておきましょう。
・ディスターバンス対策
基本的にトラップバスターがないと厳しい展開を強いられます。
1回の設置で無効化できるのが2回なので、3体が補助行動をして最後に行動する機体がガードなどで味方を守ることでトラップバスターがなくても対処できるかもしれません。
速攻陣形CFなんかはそもそも補助行動をあまりしないので気にしなくて大丈夫です。
④特定の構築に抗えるよう調整する
今まで挙げた全てを取り入れるのは難しいですが、極力達成するようにし、できなかった部分は弱点として把握しておきましょう。
その上で構築を仕上げるために考えることが更にあります。
それは強力な構築へのメタです。ここからが今回の記事の本題。
具体的には下記3つの構築です。
・速攻陣形CF
・リーダーチャージメダフォース
・耐久構築
上記3つは対面段階で勝敗が決まることの多い構築です。使う構築によっては当たった瞬間負けってやつですね。
速攻陣形CFとリーダーチャージは一撃で機能停止、耐久構築は与えるダメージよりも回復量が多くてダメージを与えられないといった感じで詰みます。
これらのうち最低2つには抗えるよう調整します。
あくまで「勝つ」ではなく「抗う」なのがポイントで、理由としては対策してても強い構築だからということと、あくまでロボトルとして成り立たせることが目的だからです。
これら3つの構築は確かに強力で一方的な試合になることも多いですが、それはこちらがきちんと対策をしていないことも大いに関係してきます。
全く歯が立たずロボトルにすらならないのは極力避けたいと考えています。
・速攻陣形CFの対策
こちらよりも速く一撃必殺を仕掛けてくる構築なので、それよりもさらに速くガードを入れることで攻撃を凌げます。
ガードプラントはフランキングで無効化されるので対策にはなりません。
速いガードはナイトアーマーの右腕くらいしかないので他のガードを採用するときは工夫が必要です。
ガードの速度を上げる方法はまもるのスキルレベル上げ、まもるプラスやオールラウンダー、メダリア、パワーリンクなどがあります。
一番簡単な速攻陣形CF対策はこちらも速攻陣形を使うことです。リーダー効果がなんでも良い構築ならとりあえず速攻陣形がおすすめです。
あとは一連のCF攻撃を耐えられるよう装甲を上げるのも手です。
耐久構築ならアサッシンを主軸にしている速攻陣形CFの攻撃を耐えているだけで優位に立てます。
他にも一太刀見切りやヴィジランスなども対策になります。
・リーダーチャージメダフォースの対策
フルチャージと耐久型の2種類を想定して話します。
フルチャージ型は速攻陣形CFに弱いです。
パーツの自由枠が少なく、対策パーツを導入しようとすると今度は普通の構築に勝てなくなります。
耐久型は速攻陣形CFの1撃を食らって1機でも機能停止させられるかどうかによって勝敗が決まります。
耐えられればこちらがメダフォースを食らって負けます。
基本的にリーダーを守る補助行動が多いため、勇み足ディスターバンスが刺さります。
初手からこちらのペースで展開していきましょう。
CGを減らすリチャージやチャージドレインも有効です。
ガードプラントを採用している場合はフランキング+リチャージorチャージドレインでメダフォースを不発にさせましょう。
ただしがむしゃらを使うのは避けてください。
大ダメージこそ入るものの、CGを吸い取った後に与えたダメージ分CGが増加するのでメダフォースの反撃を喰らうことがあります。
基本的にガードパーツで守ってくるので2機でガードを割って残りの1機でメダフォース役かフルチャージ役を止めれば何とかなります。
耐久型の場合はガードを破壊したCGでメダフォースを発動されるので攻めるタイミングが重要になってきます。
あとはリーダー機の装甲を上げる方法もありますが、速攻陣形CFよりも更に高い耐久が求められるため、耐久特化構築でなんとかといった感じです。
相手のメダフォース発動はどんなに速くてもショートチャージを1回挟む必要があるので、リーダー機はステルスを使い続けターゲットにならないよう誤魔化す方法もあります。
・耐久構築の対策
装甲が高いため、メダフォースの発動機会が多いのが耐久構築の特徴です。
攻撃メダフォースはもちろん、インプレグナブルが強力なため、リチャージやチャージドレインはここでも有用です。
リペアやリペアプラントなどで回復してくるため、回復量を上回るダメージを与えることが必要になってきます。
色々攻め方はありますが、おすすめはあまりCGを溜めさせずに相手に大ダメージを与える方法、つまりヘヴィパワーライフルによるヘッドショットです。
注意点は耐久構築でよく使われるリバイブボディライトフリルの機体を1撃で機能停止(あたま根性発動)まで持っていくには、パワースタイルや威力+++などで底上げしないと無理だということです。
デスアームを女性型で使えばチャームによる減衰は無くなりますが、やはり威力の底上げが必要です。
インプレグナブルは発動されると4ターンもの間与ダメージが1/2になるため非常に厄介です。
ただしエフェクトクリアならインプレグナブルを剥がせる上にダメージ減少も実質無効化できるので、がむしゃらサンカタリナで押していくことができます。
あとはトラップバスターよりも採用したい脚部が多く、ディスターバンスが刺さることも多いです。
とりあえず初手から使うのではなく、攻めるタイミングで設置し続けて回復行動を妨害しましょう。
補助パーツに枠を割くため攻撃パーツが少なめになることも多いです。
そのため、相手からの攻撃自体を防ぐのはそこまで難しくないので、最後の最後で上手くこちらの攻撃を通し判定勝ちを狙うのも手です。
パーツの役割がしっかりしてる分、どのパーツを使ってくるかも読みやすいのでデストロイで狙い撃つのも結構決まります。
最後に
色々書いてきましたが、あくまで一個人の考えです。
人によって重視するところが違うと思いますし、この考えではメダチェンジ対策をあまり重視していないという弱点もあります。
メダチェンジ構築はさっき挙げた対策したい構築3つ全てにあまり強くないのであまり強さを感じにくいんですよね。勿論機体にもよるし上手く組んでる人もいます。
あまり強さを感じないことと対策をしないことは全くの別問題ですが、メダチェンジは展開に時間がかかるため少なくともロボトルにすらならないといったことはありません。
…つまり何が言いたいかというとメダチェンジ構築は俺に刺さるのでお手柔らかにね☆
構築の組み方で意識していることなどあればぜひコメントしていってください。